あれこれおさんぽブログ

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30歳から始めた雑記ブログ⑅◡̈*のんびりやってきます

基礎体温計測のススメ(または、婦人科検診のススメ)

こんにちは!今更ながらポケモンにややハマってます、arukuhitoです⑅◡̈*
今日は女性向けのブログ。や、でも、本当は男性にも知ってて欲しいお話です。

⚠️今回は、赤ちゃんを望む方や様々な理由で赤ちゃんを授かれなかった方にとっては、とてもデリケートな話題に触れることになります。読んでいただく際は、予めご了承の上ご精読をお願い致します。そして、妊娠・出産に関してはいろんな考え方やいろんなケースがあることも承知しております。なのであくまでも、たくさんある意見や体験の中のひとつとして、気軽に読んでいただけますと嬉しいです。



さて、皆さん基礎体温という言葉はご存知でしょうか?
女性の方の多くはご存知かと思います。男性には馴染みのない言葉だと思いますので、簡単に説明をしますと
人間が生命を維持するのに必要な最小限のエネルギーしか消費していないときの体温のこと。 それすなわち寝ている時の体温のことなのですが、寝ている時は体温を測ることが出来ないので、朝起きたら体を起こす前にとにかく真っ先に測る体温のことです。


結論から言いますと、女性は、基礎体温の計測をおすすめします。
今すぐに赤ちゃんが欲しい方は測っている方も多いかと思います。なので基礎体温の大事さを知ってて欲しいのは特に、若い世代の女性や、「すぐにではないけどゆくゆくは赤ちゃん欲しいな⑅◡̈*」とか「自分の体のリズム、そういえばちゃんとわかってないな。」と思っている女性。

わたしは2020年7月、卵巣のう腫の手術を受けました。
痛みなどの自覚症状はなく、ふと思い立って測り始めた基礎体温がきっかけで卵巣のう腫があることがわかったのです。

今回は、基礎体温を測り始めてから手術に至るまでを、ゆるく綴っていこうと思います。




わたしは何年も前、ひとりの友人に「基礎体温は測っていた方がいいよ。婦人科で基礎体温のデータが必要になったとき、3ヶ月分の記録が必要だから。」と言われていました。ですが当時は若かったことや、自分の健康を過信していたこともあり、「赤ちゃん欲しい時が来たらでいいかな」と思っていました。3ヶ月という時間の尺度も、当時のわたしには何もひっかかるところがなかったのです。


そしてどのくらい経ったかは忘れましたがだいぶ経った後、わたしに彼氏ができます。何年かのお付き合いを経て同棲。そこから結婚に至るまでにわたしが思っていたより時間がかかっており、わたしの中でも焦りや不安が生じ始めます。しかし不安をよそに、当時の彼はわたしとの将来をどう考えてくれているのかがわからない。

そうして迎えた30代。結婚も出産もまだ少し先になりそうでしたが、ふと、数年前に友人が言っていた基礎体温の話を思い出すのです。


基礎体温は測っていた方がいいよ。



赤ちゃんを授かることは奇跡。
なのでもちろん「今すぐ欲しい!」と思ったときすぐに授かれるとは思わない。さて、いつになるかわからないけど、ここから先また時間が経ってから結婚して、赤ちゃんを迎える準備ができたとき。
自分の排卵のリズムとか、知っておいた方がいいよね。そしてもし、赤ちゃん授かるまでに時間がかかって病院行くってなったら、そこから3ヶ月分の基礎体温のデータを集めるとこから始まるって…きっとその3ヶ月って長く感じるんだろうな。

ほぅら。若い時の時間の尺度とはもう明らかに違っているんです。

思い立ったが吉日。ついにドラッグストアで婦人体温計を購入。計測を始めます。


基礎体温の測り方を事前に調べて、そして体温計の説明書の使用法にも忠実に測るのですが、なんせ初めての経験なので正解なのかどうかがわかりません。
脇の下で測る体温ならば脇のくぼみがあるのでわかりやすいのですが、基礎体温の場合は舌の裏の付け根部分の真ん中の線の真横。

どこだよそれ。


頭では理解しても、鏡で位置を確認しても、なんか脇の下のくぼみのように「ここだ!」っていう感じがないんです。「(理論的には)ここですよね!」って感じ。

まぁ…記録が増えてきてグラフを作ることができれば、排卵のおおよその時期も掴めるだろう。そんな感じで、しばらく手探りの計測を続けます。
(基礎体温の詳細な測り方については、ひとまずここでは書きません。婦人体温計の説明書にも書いてありますし、検索するとすぐに手順がみつかります⑅◡̈*)

ところが一ヶ月計測を続けた結果、わたしの記録に残ったグラフは思ってたんと違った波形だったのです。

基礎体温の理想的な波形は簡単に言うと、体温が高い時期と低い時期の二相になること。
排卵すると基礎体温がぐっと上がり、約2週間体温の高い日が続き、月経の開始とともにぐっと下がるのです。インターネットで調べると、理想的な波形はグラフ上に突然山ができるようにはっきりと体温が変化しているのですが、わたしの計測一ヶ月目の波形は山どころかとてもなだらかな丘くらい。
ぐっと体温が上がるわけではなく、緩やか〜に少しずつ体温が上がっていき、緩やか〜に下がっていく。そんな感じでした。

その時点でネットで調べてみると、そのように緩やかな変化も、やはり排卵がうまくできていない可能性があるとのこと。
一抹の不安を抱きながら、とりあえず3ヶ月分のデータを集めるべく計測を続行するのです。


さて。丸2ヶ月のデータが揃った時点のグラフをみると、2ヶ月目に至っては、1ヶ月目に見られた緩やか〜な丘(もどき)さえもなくなっていたのです。

あれ、ガタガタだ。

それが2ヶ月目のグラフの印象でした。


その頃偶然にも、区の子宮ガン検診を受けた結果を近所の婦人科に聞きに行く予定もあったので、結果を聞きに行くのと同日に受診もすることにしました。
そして受診当日。子宮ガン検診の結果は異常なし。基礎体温のグラフを見せ、診察と内診。子宮と卵巣の超音波検査を受けました。


先生のお話は以下の5点。


①子宮はきれい。
②右の卵巣には、いい感じの卵ができている。通常なら間もなく排卵するだろう。
③しかし、左の卵巣に腫れが見られる。排卵は通常、右か左どちらか一方の卵巣から行なわれる(※1)ものであり、左は前回できた卵子がうまく排卵されず卵巣に残ってしまった可能性がある。もしくは何らかの理由でお水が溜まっているのかも知れない。
④状態としては卵巣のう腫(※2)
⑤いずれ基礎体温のグラフを見るとやはり排卵していないように見られるが、基礎体温のデータも2ヶ月分ではまだ少ない。基礎体温の計測を継続し、一ヶ月後にまた超音波検査をして卵巣の様子も見てみましょう。

※1 わたしもネットで調べてみましたが、毎月左右交互に片方ずつ排卵すると書いてあるものもあれば、ランダムにどちらか片方から排卵すると書いてあるものもありました。

※2 卵巣のう腫は今現在では原因がわかっておらず、更にひとことで「卵巣のう腫」と言っても、いくつかの種類があります。(ここでは詳細な種類については記載しません。)



先にもお話ししたように、わたしは自分の健康を過信していたため、頭のどこかで「大丈夫ですよ」という言葉が聞けると思っていました。
そして、基礎体温がプロから見ても思わしくないことを分かった上での一ヶ月。なんだか落ち着かない一ヶ月でした。


そして一ヶ月後。

基礎体温は相変わらずです。
幸か不幸か、左の卵巣の大きさにも変化はありませんでした。
先生のお話はというと、「次は、次回の生理が始まってから3〜5日目に採血をして、そのときのホルモンの状態を確認します。そして、他の病院に紹介しますので、排卵と卵巣の状態をそちらで診てもらいましょう。次回までに、ご自分の通院しやすそうな場所で不妊症治療も行なっている、少し大きめの病院を探してみてくださいね。」とのことでした。

大きな病院に紹介と聞くと少し怖くなってしまいますが、これは単純に個人クリニックではできる検査や治療が限られるためでしょう。万が一不妊症治療や卵巣の手術の可能性を想定すると、大きい病院の方がいろいろ都合が良いのだと思います。


そしてその診察から数日後に月経が始まり、3日目に採血。そのときの採血の結果は異常ありませんでした。
しかしそれで安心したのも束の間、先生曰く「ホルモンの数値は正常でも、排卵障害が起きている人は結構いる。」とのこと。

そんなこんなで、紹介状をもらって、次の病院を受診することになるのです。






そうして受診した新しい病院でも、同じように診察と血液検査をしました。(このときの血液検査は、生理じゃないときのホルモンの数値をを調べるための検査とのことでした。)
卵巣のう腫の大きさはやはり変化なし。

初診時の血液検査の結果も異常はありませんでした。
二度目の受診時にわたしの卵巣のう腫について新しい説明があったのですが、どうやら「卵巣の少し先に副卵巣のようなものができ、それが4〜5センチの腫れを起こしている状態」とのこと。あまりイメージがわかなかったのですが(^^;;ひとまずは経過観察となります。

一つ、少しだけ安心したことといえば、こちらの病院では「基礎体温、ちゃんと上がってるように見えるんだけどな〜?」と言われたこと。
基礎体温は相変わらず、インターネットで調べたような綺麗なニ相ではなく…。素人的にはガタガタな状態が続いていると思っていたので、ほっとしたのを覚えています。

そしてその後も何度かの経過観察を経たのですが、特に大きさは変わらず。それすなわち、生理の影響や薬の影響による腫れではないということでもあり。遂に手術の打診をされることとなったのです。


とはいえ、そのときの私はすぐには決断できず…。
「次には良くなってるかも」というわずかな希望を持ち、手術について検討しながらあと一度だけ経過観察してもらうことにしました。




そこから次の受診までは、婦人科系のツボを押してみたり「治れ〜」と念じてみたり(←)したのですが、残念ながらわたしの場合は改善はなく。
次回受診時に、手術の予定が決まったのです。




手術することが決まれば、物事は着々と進みます。
術前検査、そして別日に術前説明を受け、「人生初」まみれの入院と手術の経験と続いたのです。



そんな人生初の入院・手術については、8月1日に下記の記事でアップしてます!よかったらご覧ください^_^!

入院体験記 - あれこれおさんぽブログ


…とまぁここまで、まとまりのないまま勢いに乗せていろいろと綴ったわけですが。婦人科系の病気というのは、自覚症状のないものも多いです。卵巣については、「沈黙の臓器」とも言われるそう。

なので尚更、自分の体に目を向けること、小さな違和感を放置しないことが大切だと実感しています。

私は、痛みも何もなかったのですが、基礎体温の違和感から治療にたどり着きました。自分の体に目を向けることで気が付けた病気だと思います。
今回は起きなかったにせよ、卵巣のう腫は、腫瘍がねじれて「茎捻転」という激しい痛みを伴う状態になる場合もあるものだそうです。




そんなこんなでふと思い立って測り始めた基礎体温ですが、今となっては、将来もし娘を授かることがあったら、16歳か20歳の頃に婦人体温計を渡そうと心に決めているほど。


今回の件を経験し、女性が自分の体と向き合うことは、赤ちゃんを希望することの有無に限らず、本当に大切なことだと学びました。


婦人体温計を使うことや婦人科を受診することって、最初はハードルが高いように思いますよね💦わたしも実際そうでした。けれど、それは実際に行動にうつしてしまえば、すぐに慣れます^ ^


思い立ったが吉日です(^_^)!ご自分の体の声を聞く感覚で、基礎体温の計測を始めてみませんか?




拙い文章でしたが、皆様がご自分の体に目を向けるきっかけになれば嬉しいです😊


今日と明日が、皆様にとって楽しい日になりますように✨




arukuhito⑅◡̈*