薬膳備忘録 その④:そら豆
こんにちは!arukuhitoです⑅◡̈*
日に日に夏が近づいてきていますね!
過酷な夏を健康に乗り切るために、今からコンディションを整えていきたいものです。
そしてその過酷な夏の前に待ち受けているのは、そう…梅雨…。ムシムシ、ジメジメがどうしても…。
あぁ…考えるだけでも憂鬱…。
でもご安心ください!今日はそんな梅雨〜初夏にかけてのおすすめ食材「そら豆」について調べてみましたのでご紹介致します!
目次
そら豆の旬と性質
そら豆の旬は4月から6月です。
性質は平。体を温めるでも冷やすでもない性質を持っています。
帰経は脾胃に属します。(帰経とは「食材が身体のどこに影響するか」を示すもの。)
「脾胃」とは、漢方では消化器系のことを言います。脾胃の「胃」は現在でいうところの胃と考えて良いのですが、「脾」は脾臓とは異なるところがポイント。胃腸機能だけでなく、消化吸収の全体のことを言うそうです。
そら豆の効能
- 利尿作用
- むくみを取る
- 気を補う
- 胃腸を整える
「脾」は湿が苦手です。
梅雨の季節は、脾が元気を無くしがち。
そして暑い季節は冷たいものが美味しくなりますが、冷たいものはそれもまた脾や胃を弱める原因になります。
そら豆は脾胃に働きかけ、身体の余分な水分を排出してくれます。
梅雨から初夏におすすめの食材なのです。
そしてそら豆は植物性たんぱく質も豊富。
ミネラルも多く含むため、高血圧にも効果があるんだとか。
他には、肌荒れや風邪予防に効果的なビタミンC、糖質を分解してエネルギーに変えてくれるビタミンB1、糖質・脂質の代謝を促進するビタミンB2などなど、健康にも美容にも嬉しい栄養がたっぷりなのです!
さらにさらに、そら豆は薄皮にも栄養がたっぷりというのはご存知でしたか?
食感は硬めなのでついつい剥いてしまいがちですが、
薄皮はなんと食物繊維とポリフェノールが豊富!
硬めといっても美味しくいただける程度の硬さです。
せっかくなら、捨てずに余すことなく栄養をいただきたいですね✨
選ぶときのチェックポイント
- さやが濃い緑色
- 筋とさやが茶色く変色していない
(そら豆のさやは、空気に触れると黒くなる成分を含むのだそう。そのため黒や茶色に変色している場合は、空気に長く触れていた可能性があるのです。) - 弾力がある
- さやの外からでも豆の形がくっきり見える、豆の形が揃っている
- 白い産毛が生えているものは新鮮な証拠
袋の上からでも見分けられそうなチェックポイントが多くて選びやすそうですね^ ^!
そら豆のさやの秘密
そら豆のさやの内側は、白いわたでふわふわとしています。このわたは、そら豆の栄養の一時的な貯蔵庫となっているそうです。
甘味成分が多く含まれており、実はそら豆は、わたまでいただくことができるんです!
更にふわふわのわたは、そら豆のベッドとしての役割も持ちます。 若いそら豆は周りの変化に弱いため、寒さや乾燥から、ふわふわのわたが守ってくれているのです(^^)
豆とさやを繋いでいるのは珠柄(しゅへい)。
さやからそら豆に栄養を送っている部分で、まさにへその緒のような役割をしています。
さやとそら豆の関係はまさに、お母さんと赤ちゃんの関係ですね✨!なんだかそら豆がとても可愛い存在に思えます…✨✨
おわりに⑅◡̈*
最後になりますが、これほどまでに栄養たっぷりのそら豆さん…実は「若返りの野菜」の異名を持つそうです。
お肌に良い栄養素もたっぷりなので、納得です😊
迫り来る夏本番に備えて、身体の内側から整えていきましょう✨
本日もご精読ありがとうございました!
今日と明日が皆さんにとって楽しい日となりますように⑅◡̈*
arukuhito