薬膳備忘録 その①:かぶ(蕪)
こんにちは!arukuhitoです⑅◡̈*
わたしももう30代も3年生、健康が気になるお年頃です。
近頃は東洋医学や漢方・薬膳に興味がありまして。
気になったものをちょこちょこ調べたり実践している日々です。
その一つとして、使った食材について調べたものを備忘録として日記に書かせていただきました。読んでくださった皆様にもお役に立てれば嬉しいです。
さて、記念すべき(?)arukuhitoの薬膳備忘録その1は、かぶです。
かぶの旬は主に3〜5月の春物と、10〜12月の秋物があります。春物はやわらかく、秋物は甘みが強いのが特徴。
目次
1.かぶの効能
2.どういう人にオススメ?
3.かぶの五性
4.かぶは葉まで食べるべし!
5.かぶはすごかった
かぶの効能
- 停滞した気や、上がった気を下降させる
- 余分な熱を取り除く
- むくみを取る
- 動脈硬化の予防
などなど。
(『気』とは、目には見えないもので、「元気」や「気力」などに「気」という文字が使われるように、生命のエネルギーのことを言います。『氣』とも書きます。)
どういう人にオススメ?
- 胃腸の調子を整えたい人(消化不良、吐き気など)
- ガスやげっぷが気になる人
- のぼせやほてり、多汗が気になる人
薬膳でいうとかぶは「白い食べ物」に分類されます。
この「白い食べ物」は「肺」を潤すと言われています。
「肺」は東洋医学的には呼吸機能だけでなく、皮膚や鼻、粘膜などとも関わりが深いものと考えられます。
そのためかぶは、咳や喉の痛み、花粉症の方などにも良いそうです。
秋は肺が弱りやすい季節のため、秋に食べるのもオススメです。
かぶの五性
かぶは温〜平の性質を持つそうです。
漢方には『五性』という言葉があります。
五性とは、食材が持つ、体を温めたり冷やしたりする性質のこと。
その中で温は身体を温める性質、平は冷やす/温めるのどちらでもない性質です。
かぶと同じように消化を促進するものの一つに大根がありますが、大根の五性は『涼』。身体を冷やす性質を持ちます。
そのため、体の調子や、一緒に食べるものに合わせてかぶと大根を選ぶことで、より食材の恩恵を受けることができるのです。
ほんの一例ですが、冷え性の人にはかぶ。それ以外の人には大根、とか。
身体を温める性質(熱性)の日本酒には大根のお料理を、身体をとても冷やす性質(寒性)のビールはかぶと一緒にいただく、などがあります。
かぶは葉まで食べるべし!
ぜひ知っていて欲しいのが、かぶは葉の部分は更に栄養価が高いということ!
* 強い抗酸化力をもつβ-カロテン
* 女性は特に必要な葉酸
* 骨粗鬆症予防のカルシウム
その他ビタミンCやビタミンEなどなど、沢山の栄養が含まれています。
捨てるのはもったいない!
わたしはよく、スープや炒め物などでいただいていますよ^_^
かぶはすごかった
arukuhitoの薬膳備忘録。
最後までお読みいただきありがとうございました。
見た目はあまり派手に主張しないかぶですが、こうして調べてみるととても身体にいいお野菜というのがわかりました。
ごめんね、かぶ。地味とか思ってごめんね。
今度は浅漬けとか酢の物も作ってみたいな⑅◡̈*
arukuhito