薬膳備忘録 その②:ナス
こんにちは!arukuhitoです。
本日はふたつ目の薬膳備忘録、ナスです⑅◡̈*
ナスの旬は5〜10月。
出荷のピークが7〜8月なので真夏のイメージが強いですが、実はもう少し長かったようです。
目次
夏ナスと秋ナスの違い
ご存知でしたか?
わたしは今回初めて知りました。
夏ナスと秋ナスは、収穫時期によって呼び方が変わるそうです。種類とかではなかったんですね!
ただ、育つ時期が違うことによって食感などにも違いが起きるそうです⑅◡̈*
- 夏ナス → 日差しが強く暑い時期に育ったもののため、皮が厚く実が詰まっている。それ故に、水分が少ないと感じることも。
- 秋ナス → 気温や日差しが穏やかになり、更に昼と夜の温度差が大きくなる影響で、皮が柔らかく水分を含んだものになる。甘みや旨みが強いと言われる。
ナスの効能
- 身体の熱を取り除く(ほてりやのぼせなど、実際には熱が上がっていないのに感じられる自覚症状にも良い)
- むくみや腫れをとる
- 利尿作用
- 胃腸の調子を整える
- 血の巡りを良くする
薬膳でナスは『黒い食べ物』に分類されます。
黒い食べ物は生命エネルギーを活性化させてくれるため、発育や老化の防止にも効果があると言われています。
ナスの性質
ナスは涼の性質を持つそうです。
涼は、漢方では身体を冷やす性質のことを言います。
暑い時期に育つお野菜が身体を冷やしてくれるなんて、本当に人と自然は繋がっているのだと実感しますね^_^
おいしいナスの選び方
ナスの選び方にもコツがあるそうです!
- ヘタの棘がしっかりと立っている
- 表面に張りとツヤがある
- 果皮の色が濃い
- ずっしりと重い
お買い物の際はぜひこれを意識して選んでみてくださいね✨
棘は、しっかり立っているものだと手に刺さるほど!
ヘタの処理の際や洗うときには気をつけてくださいね⑅◡̈*
一口分は違ってくる⁉︎ガクとヘタの取り方
皆さん、ガクとヘタはどのようにして取っていますか?
ガクは、ナスの上の方にひらひらと広がっている部分。ヘタは、ガクの上にある、茎と繋がっていた部分のこと。
わたしはガクの部分からスパッと切ってしまっていたのですが、毎度毎度「ナスの上の方、もったいないよな〜」と思っていました。
そこで検索をしてみたところ、いくつかの方法が見つかりました。今回はその中の一つをご紹介します⑅◡̈*
【ナスのガクとヘタの取り方】
- 包丁を、実とガクの間に滑り込ませる。
- 鉛筆をナイフで削るときの要領で、ヘタ側に向かって少しずつ力を加えて削る。(若い方…工作の時間とかでやってないかしら…?)
- これを一周行う。
- 最後に残ったヘタの部分のみ切り落とす。
ガクとヘタの取り方にひと手間加えるのと加えないのでは、一口分近くは変わってきます!
それに棘に触れずに済むので、棘の立ったガクを処理するときにもオススメです。
お野菜も命あるもの、無駄なくいただきたいですね(^^)
くれぐれも、包丁で手を怪我しないようにお気をつけくださいね。
おわりに。ナスの旬がやってきた!
この記事を書いているのは5月です。
大好きなナスの旬がやってきました❤️
スーパーでも徐々に安く買えるようになり、お手頃価格で買えた日はウキウキしちゃいますね(^^)
今はハウス栽培のおかげで、いろんなお野菜が年中いただける時代。ですがやはり、旬のお野菜を旬の時期にいただくこと、これはご自分の身体にも大切なことです。
年中いろんなお野菜を届けてくださる農家さんに感謝をし、旬を意識したお料理も楽しんでいきたいですね⑅◡̈*
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
arukuhito